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たばこ(Tabacco)

【病害】たばこの病害ではウイルス病による被害がもっとも大きい。このほか疫病と立枯病が二大病害とされているが、早作の傾向とともに黒根病も増加している。

作物 病害虫 病害虫名 学名 英名
  発生と生態
たばこ 病害 赤星病 Alternaria longips Brown spot
photo 生育後期、芯止期ごろより下葉に小斑点が現れ、しだいに拡大して円形または不整形で、うすい輪紋のある濃褐色の病斑ができ、破れやすくなる。病状がひどくなると病斑は茎にもおよび、米粒大の楕円形のくぼみを生ずる。晩作ほど発生が多い。
たばこ 病害 越折病 Phizoctonia solani Damping off
 苗の地際部、葉の周辺部がおかされ、暗褐色になり腐敗する。病原菌はトマト、なす、きゅうりなどの立枯病と同じである。
たばこ 病害 疫病 Phytophthora nicotianae var.nicotianae Black shank
 葉でははじめ下葉に暗褐色の大きな病斑ができ、その上に濃淡の紋ができる。敷けが多いと腐りやすく、乾燥すると破れる。茎でははじめ地際部に発生し、暗緑色、長楕円形の病斑ができ、次第に上下に大きくひろがって、茎をかこむようになる。病斑の上には白い綿のようなかびが生える。
たばこ 病害 立枯病 Pseudomonas solanacearum Bacterial wilt
 20℃以上で発生しはじめ30℃前後のときに最も多い。まず根が侵されて導管を伝って茎に移動し、そこで繁殖して導管を閉鎖する。収穫期間近になって全葉急激に萎凋、下葉から枯れる。茎の表面には太い黒褐色の条斑を生ずる。茎の片側のみ萎凋することが多い。

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