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かんしょ(Sweet potato)

【病害】さつまいもは、夏作のうちで比較的病害の少ない作物であるが、黒斑病、黒星病、黒あざ病、つる割病、軟腐病、紫紋羽病などに注意を要する。苗によって圃場に持ちこまれる黒斑病、黒あざ病、根腐病、つる割病を防ぐために、種いも消毒および植付け前に苗を消毒する必要がある。

作物 病害虫 病害虫名 学名 英名
  発生と生態
かんしょ 病害 黒斑病 Ceratocystis fimbriata Black rot
 つる、いもを侵し、苗床、本圃、貯蔵中を通じ発生する。罹病すると黒色の病斑を作り、進展するにつれ肉質深部に達し、病斑部が凹んでくる。特有の苦味と臭気をもつ。主として苗、種いもで伝染するが、貯蔵中に病いもに接触して感染する。
かんしょ 病害 つる割病 Fusarium oxysporum f.batatas, Fusarium solani Stem rot
 普通本圃に発生するが苗床でも発病する。本圃では移植2週間後ころから発生し、葉は黄化し、地際部の茎は割れ目を生じる。さらに病勢が進むと、その部分に白〜淡紅色のかびを生じ上部の葉茎は萎凋枯死する。病勢の軽いものは一時病勢の進行はとまり、6月下旬〜7月上旬は再び進行するため干魃害と間違いやすい。
かんしょ 病害 紫紋羽病 Helicobasidium mompa Violet root rot
 根茎を掘おこした時に、表面に紫褐色の糸状のものが網目に、またはラシャ布をおおったようになる。根がおかされると地上部も生育が悪くなる。砂地がかった排水のよい土地にでやすい。

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