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てんさい(ビート)(Sugar beet)

【病害】ビートの病害は30種程度あり、発生の多いのは苗立枯性病害や褐斑病、じゃのめ病および地下部を侵す根腐病(葉腐病)、白絹病、根頭かんしゅ病などの発生が多い。

作物 病害虫 病害虫名 学名 英名
  発生と生態
てんさい
(ビート)
病害 根腐病 Rhizoctonia solani Root rot
 6月ごろより発生し、雨期にまんえんする。葉柄、根頭部が黒変し、しだいに根部下方へ拡大していく、葉は急激に萎凋黄化して腐り、根の患部はくびれて腐り、褐色になる。葉に発生すると水浸状の褐色斑点ができ、急速に拡大して灰黄〜褐色の不整形病斑をつくる。はなはだしいものは全葉が枯れ、葉柄が侵されると患部は黒褐色になり、多少凹陥して折れる。
てんさい
(ビート)
病害 葉腐病 Rhizoctonia solani Leaf blight
てんさい
(ビート)
病害 褐斑病 Cercospora beticola Cercospora leaf spot
photo 高温多湿の時発生し、おもに葉に侵す。はじめ表面に真紅色の小斑点を生じ、拡大して円形となり、周縁が紫紅色、内部は灰褐色で、のちにその上に灰白色のかびを密生する。種子あるいは被害茎葉で越年し、発病すると収量を減じ、含糖率が低下する。
てんさい
(ビート)
病害 苗立枯病 Pythium debaryanum、Phoma betae, Rhizoctonia solani, Aphanomyces cochlioides, Fusarium sp. Damping-off
 稚苗期に発生する。根および茎の地際を侵し、病患部は黒褐色になり、細くくびれ、地上部は萎凋して枯死する。発病時期の早いほど被害は著しく、地上に芽を出さぬうちに枯死することもある。

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