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くわ(Japanese mulberry)

【病害】桑の病害では、被害の大きい病害として根部を侵す紋羽病、枝条を侵す胴枯病、葉を侵す裏うどんこ病、全身的症状をあらわす萎縮病などがある。このほか、ならたけ病、枝枯菌核病、芽枯病、灰色こうやく病などがあげられる。紋羽病、ならたけ病など土壌病害に対しては土壌消毒をしなければならない。

作物 病害虫 病害虫名 学名 英名
  発生と生態
くわ 病害 紋羽病(白紋羽病、紫紋羽病)    
 その他」の項参照。
くわ 病害 裏うどんこ病 Phyllactinia moricola Powdery mildew
 6月頃から発生するが、多くは9月以降雨の多い時に発生する。葉に発生し、はじめ裏面に白粉状の斑点を生じ、これが広がって全面におよぶ。のちに、その上に黄色〜黒色の小斑点を散生する。とくに葉の硬化しやすい品種に発病が多い。
くわ 病害 萎縮病 Mycoplasmalike organisms Dwarf
 被害株は枝条の生育が衰えて節間は短縮し、葉序は乱れ、副芽、腋芽は早発して、小さい側枝を多発生ずる。葉は小さくなり、欠刻は消失して切葉は丸葉となり、葉面にしわができる。葉は黄化して葉脈の分布も少ない。被害のはなはだしい株は、全枝条がまったく枯死する。

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