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うめ(Japanese apricot)

【病害】国内で30種余りの病害が知られているが、一般に防除の対象となっているのは黒星病であり、病原菌はもともと同じである。また、かいよう病の被害が各地で問題になっている。一方限られた地域であるが、変葉病の発生も知られている。

作物 病害虫 病害虫名 学名 英名
  発生と生態
うめ 病害 黒星病 Cladosporium carpophilum Scab
photo 葉、枝、果実を侵すが、実害を生ずるのは果実である。病原菌は枝病斑で越冬し、5月頃胞子を形成し始め、梅雨期に発病がもっとも盛んになる。果実では5月中旬以降果梗のへこみ部分から肩にかけて小斑点をつくるが、果実の肥大にともない黒い班点となる。病斑は果面に浅く、表面的である。
うめ 病害 かいよう病 Pseudomonas syringae pv.morsprunorum Bacterial canker
 葉にも発生するが枝と果実の被害が大きい。病原細菌は枝で越冬する。2年生枝では開花期に緑色水浸状病斑をつくるが、後、紫赤色で表皮が破れたかいよう状になり、ついに枯死する。果実では周囲が紫赤色の水浸状病斑や、拡大してややくぼんだ黒色の病斑をつくり、き裂を生ずることもある。4月中下旬から5月上旬の強風を伴う降雨の多い年に多発する。

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