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ねぎ類(Onion and Welsh onion)

【害虫】ねぎ、たまねぎの害虫ではネギアザミウマ、ネダニの被害が最も大きく、稚苗期に根茎を食害するタマネギバエの被害も目立つ。地上部を加害する害虫は有機燐剤でほとんど防除できる。

作物 病害虫 病害虫名 学名 英名
  発生と生態
ねぎ類 害虫 タマネギバエ 双翅目 Hylamya antiqua Onion maggot
photo 幼虫が根付近から地下部の茎に食入する。このため地上部が枯死することがある。成虫は体長2〜7mm灰褐色、翅基部は黄色味をおびる。さなぎは土中で越年する。
ねぎ類 害虫 ネギハモグリバエ 双翅目 Liriomyza Chinensis Stone leek leafminer
 体長約2mmのハエで蛹で、土中で越冬し、4月頃から発生し、年5〜6世代をくり返す。葉肉内に産みつけられた卵からふ化した幼虫は葉にもぐり、葉肉を加害するため、食痕が線状の白斑になえう。
ねぎ類 害虫 ネギアブラムシ 半翅目 Neotoxoptera formosana Onion aphid
 6月ごろの発生がもっとも多く、除湿地に多発する。群生して汁液を吸うので、葉は生気を失い、黄変枯死することがある。花内にも寄生し、結実を妨げる。またべと病を誘発しやすい。ネギ萎縮病を媒介する。
ねぎ類 害虫 ネギアザミウマ アザミウマ目 Thrips tabaci Onion thrips
 成虫は体長0.8〜1.5mmの淡黄〜淡褐色の紡錘形の小さな虫で、幼虫は白〜黄色で成虫に似ているが翅がない。発生10回程度。梅雨明けに急に増加し、幼虫は成虫とともに表層の組織を舐食するので被害株はカスリ状に青白くなり、ひどい時は全体が白っぽくなり後褐変する。採種用たまねぎの花球を食害すると被害が大きい。
ねぎ類 害虫 ネダニ ダニ目 Rhizoglyphus echinopus Bulb mite
photo 体長0.7mmの乳白色のダニで球根や根に寄生して越冬する。球根や根叢部を食害するほか、食害によって腐敗病を助長する。

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