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むぎ類(Wheat and Barly)

【害虫】害虫の種類は多いが、経済的に防除を要する害虫は比較的少なく、全国的に被害の大きいものは地下部を加害するシロトビムシ、ハリガネムシ、キリウジガガンボ、葉、穂を吸害するアブラムシなどである。
地域によってはハモグリバエ類、アカタマバエの被害も目立つ。

作物 病害虫 病害虫名 学名 英名
  発生と生態
むぎ類 害虫 シロトビムシ類 トビムシ目   Snowfleas
 ヤギトビムシモドキ、ワタナベトビムシモドキ、マツモトトビムシモドキの3種があるが、ヤギトビムシモドキが最も普通である。幼虫態で地下20cm以下のところで休眠越夏し、秋冷と共に地表にでて発芽当時の芽を食害する。体長2〜3mmの翅も複眼もない白い虫である。
   ○ヤギシロトビムシ   Onchiurus psuedamatus yagii  
   ○ワタナベシロトビムシ
 (シベリアシロトビムシ)
  O.sibiricus  
   ○マツモトシロトビムシ   O.matsumotoi  
むぎ類 害虫 キリウジガガンボ 双翅目 Tipula aino Rice crane fly
 第1世代の成虫は4〜5月、第2世代の成虫は8〜10月に現れ、ウジが幼い芽や根を食害し、特に10月半ばの麦に対する害が最も大きい。幼虫は土色のウジであり、成虫は、大形の蚊のような形をしている。
むぎ類 害虫 アブラムシ類 半翅目   Aphids
 麦の稚苗期の葉裏に寄生すると、葉に黄色斑点が現れ、枯れることも少なくない。春季出穂頃からアブラムシが一面に寄生して養液を吸うので、完全粒数が減るばかりでなく、粒張りが非常に悪くなる。トウモロコシアブラムシは本州中部以南では無翅胎生雌虫で寄生したまま越冬し、春から夏にかけて世代を繰り返す。
   ○トウモロコシアブアムシ
 (キビクビレアブラムシ)
  Rhopalosiphum maidis Corn leaf aphid
   ○ムギヒゲナガアブラムシ   Macrosiphum akebiae Green aphid

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