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かんしょ(Sweet potato)

【害虫】さつまいもの害虫のうちでは、ナカジロシタバの被害がもっとも大きく、大きな被害を受けることがある。そのほか、茎葉を食害するおもな害虫として、エビガラスズメ、イモキバガ、ハスモンヨトウなどの幼虫がある。いもを直接加害するものとしてはハリガネムシ・コガネムシ幼虫などが重要である。

作物 病害虫 病害虫名 学名 英名
  発生と生態
かんしょ 害虫 ナカジロシタバ リン翅目 Aedia leucomelas Sweet potato leaf worm
photo 年3〜4回の発生。幼虫は葉を暴食し、はなはだしい時は葉柄のみを残し、丸坊主にする。成虫はガで夜間に活動し、若い幼虫は昼夜の別なく葉を食害するが、大きくなると夜のみ食うようになる。苗床および9〜11月に幼虫の発生が多い。
かんしょ 害虫 イモキバガイモコガ リン翅目 Brachmia triannulella Sweet potato leaf folder
 年4〜6回の発生。幼虫は葉を巻くか、2枚を綴ってない部より外側の表皮だけ残して食うので、葉脈を残して網目状に透明となる。幼虫は黄色に灰白色の線を有しており、生長すると16mmぐらいになる。
かんしょ 害虫 ハスモンヨトウ リン翅目 Spodoptera litura Common cutworm, Cluster caterpiller
photo あぶらな科野菜害虫」の項参照。
かんしょ 害虫 アカビロウドコガネ 甲虫目 Maladera castanea Asaitic garden beetle
 成虫は赤褐色〜暗赤褐色で紅色の光沢のある9mmの小甲虫、発生は6月下旬〜9月。幼虫は成長すると13mmぐらいになる。8月上旬ごろふ化した成虫は雑食性である。8月下旬ごろから収穫期にかけてさつまいもで塊根が食害される。

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