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いちご(Strawberry)

【害虫】いちごの主な害虫は約10種類程度であるが、その中でとくに重要なものはメセンチュウ、ハナゾウムシ、コガネムシ幼虫、ハダニなどで、近年メセンチュウ、コガネムシ幼虫による被害が問題となっている。

作物 病害虫 病害虫名 学名 英名
  発生と生態
いちご 害虫 ドウガネブイブイ 甲虫目 Anomala cuprea Cupreous chafer
photo 成虫は6月ごろから羽化するが、イチゴにはおもに7月上旬ごろ飛来する。幼虫は7月ごろから出始め、その後根を食害し、幼虫で越冬する。仮植床、圃場定植時に第一世代幼虫が主に加害し、春の本圃では越冬幼虫が加害する。
いちご 害虫 ハダニ類 ダニ目   Spider mites
 なすの害虫」の項参照。
photo  ○ナミハダニ     Two-spotted spider mite
   ○ニセナミハダニ     Carmine mite
いちご 害虫 イチゴメセンチュウ ハリセンチュウ目 Nothotylenchus acris Strawberry bud nematodes
 おもに芽に集り外寄生し増殖するが、生長点を含む芽の中心にもっとも多く見られる。被害株の若い葉柄は巻曲し、葉がちぢれ、腋芽が多くなり、株は矮小となって萎縮症状や紅葉症状をていする。着花結実が少なく、ランナーの数も少ない。4〜6月ごろに症状がはっきりする。
いちご 害虫 ネグサレセンチュウ類 ハリセンチュウ目   Root leison nematodes
 クルミネグサレセンチュウ、キタネグサレセンチュウ:前者は西に、後者は東に多い。根部内に侵入し、移動しながら加害する。前者はネグサレ萎ちょう病の原因の一つである。「その他の項」参照。

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