▲ 農業図鑑目次
いねむぎ類いちごうめうり類かきかんきつ類くりトマトなすピーマンなしぶどうりんごももあぶらな科野菜ねぎ類レタスまめ類ばれいしょかんしょちゃたばここんにゃくてんさい(ビート)くわその他

ぶどう(Grape)

【害虫】ぶどうの害虫で、被害が大きいのは、ブドウスカシバ、ブドウトラカミキリ、ドウガネブイブイ、ヒメコガネ、フタテンヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマなど10種類である。ほとんどの害虫は有機りん剤の散布で防除できる。ブドウフィロキセラ(ネアブラムシ)は免疫性砧木を使用することにより被害を回避できる。

作物 病害虫 病害虫名 学名 英名
  発生と生態
ぶどう 害虫 ブドウスカシバ リン翅目 Nokona regale Grape clearwing moth
photo ぶどう栽培地で普通に見られる害虫で、円筒形で頭部赤褐色、胴部淡黄色の幼虫が新梢に食入し枯死させる。冬は茎内で幼虫で過ごし、4〜5月ごろさなぎとなり、6月ごろ成虫が現れる。年1世代である。
ぶどう 害虫 ブドウトラカミキリ 甲虫目 Xylotrechus pyrrhoderus Grape borer
photo 幼虫が枝幹に食入して、萎凋枯死させる。山沿いの園にとくに多い。成虫は頭部と胴部が黒、腹部暗赤色、翅梢は黒地に鮮黄色の×形の紋がある。老熟成虫は頭胸部褐色、胴部黄白色、体長17mm、冬は茎内で過ごし、6月ごろさなぎとなり、7〜9月成虫が現れる。
ぶどう 害虫 チャノキイロアザミウマ アザミウマ目 Scirtothrips dorsalis Yellow tea thrips
photo 成虫または蛹で落葉下か土中で越冬する。ブドウへの寄生は5月中・下旬〜10月下旬におよび、果皮にケロイド状の被害痕を残し、果梗も褐変させて商品価値を落とす。みかんの害虫の項参照。

いねむぎ類いちごうめうり類かきかんきつ類くりトマトなすピーマンなしぶどうりんごももあぶらな科野菜ねぎ類レタスまめ類ばれいしょかんしょちゃたばここんにゃくてんさい(ビート)くわその他
▲ 農業図鑑目次