作物 |
病害虫 |
病害虫名 |
科 |
学名 |
英名 |
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発生と生態 |
その他 |
害虫 |
オカダンゴムシ |
等脚目 |
Armandillidium vulgare |
Pilbug |
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成・幼虫ともきわめて雑食性で種々の野菜、花の苗、新葉、幼果を食害する。塵芥の下、床下など幾分湿気のある場所で越冬、4月ごろより圃場に現れる。有機質に富み、湿気のある土壌に繁殖しやすい。全体帯紫藍色、小判形、偏平で、成虫は体長10〜15mm、体は各節に1対の強い歩脚があり、驚けば歩脚を縮め、体を球のように丸める。 |
その他 |
害虫 |
ネコブセンチュウ類 |
ハリセンチュウ目 |
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Root-knot nematodes |
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春季暖かい日が続くとふ化し、多くの作物や雑草の根に侵入して組織の異常生長を促し、こぶを形成する。雌成虫は卵のうを形成し、500〜600個の卵をその中に産んで死ぬ。根は萎縮し、地上部の生育も悪く、はなはだしいときは枯死することもある。年3〜4世代を繰り返すが、夏季は一世代を約1ヵ月で経過するので、8〜9月には著しく増殖している。 |
その他 |
害虫 |
○キタネコブセンチュウ |
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Meliodogyne arenaria |
Northern root-knot nematode |
その他 |
害虫 |
○サツマイモネコブセンチュウ |
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M.incognita |
Southern root-knot nematode |
その他 |
害虫 |
ネグサレセンチュウ類 |
ハリセンチュウ目 |
Pratylenchus spp. |
Root leison nematode |
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植物の根の皮膚部に寄生して根をくさらせる。根の組織内を移動しながら、植物の細胞内容物を養分として発育する。きあめて多数の作物に寄生し、確認された種類数はすでに22種におよんでいる。 |
その他 |
害虫 |
シストセンチュウ類 |
ハリセンチュウ目 |
Heterodera spp. |
Cystcid nemtodes |
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外形や大きさ、生活史などはネコブセンチュウによく似ているが、シストセンチュウは根に寄生してもコブを作らず、雌成虫は根の表皮を破って外側に虫体が現れるので、針頭大の雌を根の表皮に認めることができる。わが国ではダイズシストセンチュウ、イネシストセンチュウなど十数種が知られている。 |