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トマト(Tomato)

【害虫】トマトの害虫は、幼苗期にはマルトビムシ、生育初期にはカブラヤガ幼虫、テントウムシダマシが、生育盛期以後はタバコガ、テントウムシダマシの被害が目立つ程度である。また、ヒラズハナアザミウマによる葉ぶくれ症の発生もみられる。

作物 病害虫 病害虫名 学名 英名
  発生と生態
トマト 害虫 カブラヤガ リン翅目 Agrotis segatum Cutworm, Turnip moth
photo 春から秋まで発生するが、晩春から初夏にかけて被害が多い。ふ化幼虫は初め葉裏を食害しているが、生育するにつれ日中は地中にもぐり夜間に地際を食害するようになるので、定植後は欠株の原因になる。成虫は体長20mmぐらいの全体灰褐色で前翅の中央に腎臓形の紋のあるガである。幼虫は胴部全体が暗緑色で淡褐色の縦縞があり、成長すると体長40mmぐらいになる。年2〜3回発生。
トマト 害虫 タバコガ リン翅目 Helicoverpa assulta assulta Oriental tabbaco budworm, Cape gooseberry budworm
photo ピーマンの害虫」の項参照。
トマト 害虫 テントウムシダマシ類 甲虫目   Lady beetles, Ladybirds
 ばれいしょの害虫」の項参照。オオニジュウヤホシテントウとニジュウヤホシテントウが加害する。
トマト 害虫 アブラムシ類 半翅目   Aphids
 ばれいしょの害虫」の項参照。モモアカアブラムシ、ワタアブラムシ、ジャガイモヒゲナガアブラムシなどが寄生するがあまり繁殖はしない。ウイルス病を媒介するので注意する。
トマト 害虫 オンシツコナジラミ 半翅目 Trialeurodes vaporariorum Greenhouse whitefly
photo 成虫は施設に多発する重要害虫で体長1.5mm内外、体は淡黄色、翅は4枚で白色、粉末状のロウ物質を装う。成虫は主として上位の若い葉裏に群がって寄生し、吸汁、産卵する。幼虫〜成虫の排出物が葉や果実の表面に堆積。これにすす病菌が繁殖し、果実は汚染され品質が著しく低下する。寄生植物はきわめて多く野菜類、観葉植物、工芸作物など日本でも約百種が確認されている。
トマト 害虫 ネコブセンチュウ類 ハリセンチュウ目   Root knot nematodes
 その他」の項参照。

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